お子さんがある程度落ち着いてきたら、そろそろ保育園に…とお考えのママさんパパさんは多いかと思います。自身の復職だけでなく子どもにとっても初めての集団生活となりますね。
しかし
- 保育園と幼稚園って何が違うのか?
- どっちがいいのか?
という点をよく分からないまま預けようとする人が多いのも事実。できること・できないことの差もあるので、この機会にきちんと理解しておきましょう!
【表】保育園と幼稚園の違いを比較
保育園と幼稚園の違いをざっくり分けてみましょう。分かりやすく露骨な違いがある部分は色付きで表示しています。
項目 | 保育園 | 幼稚園 |
管轄 | 厚生労働省 | 文部科学省 |
運営主体 | 地方自治体や 私立などが運営 |
教育委員会や 私立などが運営 |
対象年齢 | 0歳~6歳まで | 3歳~6歳まで |
教育の 主な目的 |
保育面を重視。 子どもの全般的な ケアを提供 |
教育面を重視。 基礎学習を提供 |
学習内容 | 自由遊びや体験活動 を通じた 幅広い学び |
数・文字・自然科学 などの 基本的な学習 |
認可 | 保育所法に基づく 認可を受ける |
学校法人によって 認可を受ける |
行事・ イベント |
季節の行事や 保護者と交流が特徴 |
季節の行事や 発表会などが特徴 |
児童数 | 1グループあたりの 子ども数が少なめ |
1クラスあたりの 児童数が多め |
設備 | 室内遊び場や 屋外庭園などが 整備されている |
教室や運動場、 図書室などがある |
募集時期 | 通年募集 (入園時期が柔軟) |
通常4月に入園 (時期が限られる) |
入園条件 | 保育の必要性の 認定が必要 |
なし |
給食の提供 | 提供される ことが多い |
提供される こともある |
開所時間 | 7時~19時ごろ ※園により異なる |
9時~14時ごろ ※園により異なる |
預かり時間 | 8時間~11時間 ※親の勤務状況 で異なる |
標準4時間 |
パッと見てわかる違いとしては
- 入園できる年齢・時期が違う
- 教育の目的や園での過ごし方が違う
といったところではないでしょうか。
入園できる年齢の違い(何歳から?)
保育園の対象年齢は0歳から。
(園によって生後○ヶ月以上など条件がある場合があります)
これは入園要項である『保育の必要性』とも関連しますが、年齢による区分ではなく、お子さんを預けなければいけない状況か?が判断基準となるから。そのため時期・年齢を問わずいつでも途中入園することができます。
ただし保育園は定員が多くないため、希望する園がいっぱいだと入園できないことも少なくありません。待機児童数はピーク時よりはマシになりましたが、途中入園を考えている場合はなるべく早めに自治体へ問い合わせておきましょう。
一方の幼稚園は、満3歳から入園できます。
例えばお子さんが8月生まれだった場合は、翌年度の4月(3歳児が4歳になる年)から入園するか、3歳になった年の8月から途中入園するかになります。
一般的には前者の『3歳児が4歳になる年に4月1日から入園』へ募集に応募する方が多く、いわゆる「年少さん」から始まるのがこのタイプ。4歳・5歳・6歳を幼稚園で過ごすため、3年保育の幼稚園という形になります。
預かり時間の違い(何時まで?)
保育園の保育時間は長めに取られており、約10時間~11時間ほど預けられるのが特徴。朝も早めにやっています。
夜間保育に対応していれば夜10時まで預けることが可能で、延長保育で夜10時以降も預けられる施設や、中には24時間保育もあります。ただ数はあまり多くありませんので、希望に合わせてしっかりリサーチしておきましょう。
幼稚園は標準4時間。保育園に比べると預かり時間はかなり短いのが特徴です。
ただ公立は短い傾向があるようで、中には3時間で終了という園もあります。例えば10時に子供を預けに行って、13時にまた迎えに行って…というケースで日中何もできないことも。
親子ともに無理なく楽しく通えるよう、生活スタイルと時間が合っているか事前にチェックしておきましょう。
過ごし方の違い(どんな教育?)
そもそも保育園と幼稚園は制度上の違いがあり、それは園での過ごし方にも違いとして現れます。
保育園…生活全般
保育園は、保護者に代わって保育するための「児童福祉施設」という位置づけ。
そのため食べ方の練習やお片付け、お昼寝、トイレトレーニング、お絵かき、手遊び…といった生活力を身に付ける過ごし方が中心になります。
ただ保育園によって遊びを重視する施設もあれば、ワーク学習を取り入れる園、読み書きやお手紙を学べる園…など様々。
幼稚園…教育寄り
一方の幼稚園は預かり時間こそ短いものの、文部科学省管轄なので「教育」がベースになります。
義務ではありませんが簡単なカリキュラムのようなものがあり、読み書き・足し算引き算・運動・リトミック・英語教育…など保育園よりも積極的にお勉強をする施設もあります。
もちろん幼稚園によって違いもあり、英才教育系のところ・のびのびフリーダムなところ・集団生活への慣れから始めるところなど様々。お子さんが馴染めるようじっくり選びましょう。
ご飯の違い(お弁当?給食?)
認可保育園では、一般的に給食が出ます。
というのも保育園(保育所)での栄養管理が国のガイドラインできちんと定められており、調理室でつくられた給食が子どもたちに提供されています。(※)また認可外保育園で調理室がない場合も、外部にお弁当を発注している施設が多いです。
今日のお昼ご飯はカジキのカレー風味焼きでした☺️
— 青戸もも保育園 (@AotomomoHoikuen) October 19, 2023
ご飯が進みました。#葛飾区 #保育園 pic.twitter.com/SfWxxt63Md
一方の幼稚園は、特に決まっていません。
保育園と違って給食の提供が義務ではないので、お弁当持参のところ・外部委託しているところ・小学校の給食センターと併用しているところ…など様々。この点は預けるときにかなり気になるポイントと思いますので、入園前に確認しておきましょう。
関連記事:
100人に聞いた!5歳の平均睡眠時間|何時に寝て何時に起きる?
幼稚園と保育園、どっちに通う子が多い?
少し古い資料になりますが、内閣府ホームページで保育園と幼稚園の年齢別利用者数及び割合(平成30年)が公開されています。
幼稚園 | 保育園 | 未就学/ 幼保連携型認定こども園 |
|
0歳 | 0人 (0%) |
12.9万人 (13.4%) |
83.4万人 (86.6%) |
1歳 | 0人 (0%) |
35.4万人 (35.3%) |
64.9万人 (58.2%) |
2歳 | 0人 (0%) |
41.5万人 (43.3%) |
54.5万人 (56.7%) |
3歳 | 35.8万人 (36.7%) |
42.5人 (43.6%) |
19.1万人 (19.6%) |
4歳 | 41.2万人 (40.8%) |
42.6万人 (42.2%) |
17.3万人 (17.1%) |
5歳 | 43.9万人 (43.2%) |
41.4万人 (40.7%) |
16.4万人 (16.1%) |
年齢別に分かれていますが、幼稚園・保育園でほとんど大きな差がないことが分かります。
また3歳を境にして未就学のお子さんの割合はほとんど無くなっています(3歳以降は幼保連携型認定こども園が多い)。これは幼稚園・保育園で3歳の無償化スタートが大きな要因になっていると思われます。
通わせる場所によって差が出る?
よく『保卒・幼卒論争』が起こったり、『小学校入学後は幼稚園卒が有利』なんて言われたりします…確かに学習内容では幼稚園の方が少し進むケースが多いですが、将来的に決定的な差にはなりません。
むしろ学力差は家庭環境の方が大きく関わるといわれています。
というのも、小学校に上がって義務教育を受ければほとんど変わらなくなるからです。差が出るとすれば学習への興味関心で、この好奇心をいかに高めてあげられるか?がお家での過ごし方のポイントかもしれませんね。
関連記事:
5歳(年長)の勉強どこまでやるべき?集中できないのは当たり前!
小学校を見据えた学習のポイント
4歳児からは物事への関心が高まって「なんで?」「どうして?」が増えてきます。同時に保育園・幼稚園など集団生活に突入する時期でもあり、小学校を見据えた早期学習のスタートにうってつけのタイミングでもあります。
4歳で取り入れたい勉強・知育のポイントとして
- 対象年齢に合ったもの
(難しすぎないこと) - 短時間で、毎日できるもの
(まだ集中が大変、1日15分でOK) - ゲーム感覚でできるもの
(楽しいと感じることが大切)
ただスマホのゲームやアプリを渡すと永遠にやってしまうと思います…親としては楽ですが罪悪感もありますよね。
そんな時にはタブレット学習ができる環境だと、時間を決めて楽しく学べるのでオススメ。
入学前学習(早期教育)はいつから始めるべきか
早期教育をやってる子・やっていない子では、小学校入学時ですでに差が出てしまうというデータがあります。
「小学校入学前の勉強をいつからスタートした?」というアンケートでは、約7割の家庭で小学校入学前から早期教育を行っている事がわかっています。
早期教育を始めた年齢の割合
年齢 | 割合 |
---|---|
3歳から | 14% |
4歳から | 26% |
5歳から | 32% |
6歳から | 28% |
「小学校入学前の学習準備は何歳からはじめましたか?」先輩ママ・パパ50人に聞きました。
「小学校の勉強なんて入学してからでも遅くないんじゃない?」
と思ってしまいますが、多かれ少なかれ各家庭で何らかの勉強をスタートしているという結果。
しかも、いざ事前学習なしで入学させてみると…
- ひらがな
入学して自分の名前がわからないと困ります。 - 時計の読み方
学校はアナログ時計が主流。時間がわからないと学校生活困ります。 - 計算
毎日計算カードで練習するので、数字に慣れておかないと苦痛に。 - 英語
英語に触れるのは早ければ早いほうが、覚えが断然いいです。
入学直後からつまづいて苦手意識を持ってしまう子もそれなりにいます。
ママ友の間で「うちの子はまだ早いから」と言っていても、実は裏でコッソリ始めている家庭も多いようです。
周りの子がやってないなら…とスルーしないためにも、子供の好奇心が高い時期おすすめの学習教材をシェアしますね。
子供の理解力UPなら、使うべきタブレット学習
タブレットを使った自宅学習で圧倒的に人気が高い教材があります。
4歳から中学までタブレットの買い替えなし。1台をずっと使える「スマイルゼミ」という教材です。
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スマイルゼミの口コミ
すぐにアナログ時計が読めるように
私が何度教えても時計を読めなかった娘が、スマイルゼミを始めてすぐに時計が読めるようになってビックリ!やはり教え方って大事ですね。
(お子様の年齢:4歳)
夕方の忙しい時に助かります
夕方のバタバタする時間帯。YouTubeを見せるよりは…と思ってスマイルゼミを始めました。タブレットを渡せば自動で出題されて自動で丸付けしてくれるので、夕飯まで一人で黙々と問題を解いています。
(お子様の年齢:5歳)
上の子がちゃれ◯じで大失敗
上の子には毎月付録が届く教材をやらせていましたが、あっという間に問題を解いてしまい翌月までやることなし。しかも部屋が付録だらけになり大失敗。
下の子のスマイルゼミは付録なし。AIが苦手部分を分析して何度も繰り返し出題するので、反復学習で覚えていることも多くなりました。
(お子様の年齢:6歳)
資料請求だけしました
とりあえずどんな内容か知りたかったので資料だけ取り寄せてみました。
子どもにパンフレットを見せて意欲的だったら考えてみようと思います。
(お子様の年齢:5歳)
- 紙のワークが合わない
- お子さまの特性に合わせて勉強を進めたい
- 耳で聞いても覚えられないけど、目で見たら一瞬で覚える
- 得意なところはどんどん進んで、苦手なところはゆっくりやりたい
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幼稚園と保育園で無償化の違いはある?
令和元年10月1日より、幼児教育・保育の無償化がスタート。これまで幼稚園・保育園で毎月2~4万円程度の費用が掛かりましたが、この負担が無くなるというのは大きいですね。
個の保育無償化、幼稚園と保育園で若干内容が異なりますのでご注意ください。
対象となる幼稚園・保育所・認定こども園等
内閣府のホームページには、以下のように規定されています。
幼稚園、保育所、認定こども園等を利用する3歳から5歳までの全ての子供たちの利用料が無償化
- 無償化の期間は、満3歳になった後の4月1日から小学校入学前までの3年間。
(注) 幼稚園は入園できる時期に合わせて満3歳から無償化 - 幼稚園については、月額上限2.57万円。
- 通園送迎費、食材料費、行事費などは、無償化対象にならない。
- 年収360万円未満相当世帯の子供・全ての世帯の第3子以降の子供は、副食(おかず・おやつ等)の費用が免除。
3歳から5歳と表記されていますが、6歳になっても無償化の対象となります。これは2019年4月1日時点で3~5歳ということで、小学校就学前なら3年間分の保育料を無償化できます。
また制度の対象とならない幼稚園は、無償化となるための認定や、市町村によって償還払いの手続きが必要な場合があります。まずは役場などで確認してみましょう。
0歳から2歳までの子供たちについては、住民税非課税世帯を対象として利用料が無償化
- 保育所等を利用する最年長の子供を第1子とカウントして、0歳から2歳までの第2子は半額、第3子以降は無償
これは簡単に言うと、お子さんの多い世帯ほど下の子の無償化範囲が広がるという事。
幼稚園は無償化の範囲に上限がある
各保育機関によって、完全無償なのか・一部無償なのかが変わります。
- 認可保育園:上限なしの完全無償
- 認定こども園:上限なしの完全無償
- 認可外保育園:毎月37,500円まで
- 幼稚園:毎月25,700円まで
上限を超えた場合は自己負担となるので注意しましょう。またお子さんが通う園が上記のどれにあたるのか、間違わないように把握しておきましょう。
誕生日と入園タイミングで無償化できないことも
ややこしいのが、以下の一文です。
- 無償化の期間は、満3歳になった後の4月1日から小学校入学前までの3年間。
一口に「3歳から無償」といっても幼稚園と保育園では年齢の扱いが異なるため、保育園は満3歳になってから迎える4月1日以降(=3歳児クラスになってから)が無償化の対象です。
タイミングがうまくかみ合わないと、3歳を迎えた後も無償化にならず月謝負担が出るケースを理解しておきましょう。
幼稚園:満3歳から無償化
— あい┃加熱寿司🍣 (@aisushi3) October 14, 2023
保育園:満3歳になった後の4月から無償化
預かり時間の差分や入園料などの負担はあるにせよ、5月生まれの息子の場合11か月分の月謝の差が出るのなんのバグだろう?
幼稚園への転園検討している人は、タイミング大事だなあ。 pic.twitter.com/f8qv3WZvAf
全ての費用が無償化されるわけではない
『無償=0円』という意味ですが、あらゆる費用が0円になるわけではありません。無償対象となるのは『月額利用料』の話です。
そのため、例えば以下の費用は実費で支払うことに。
- 延長保育料
- 通園費(送り迎え交通費・通園バス代など)
- 給食費・お弁当代・おやつ代
- 行事・イベント費用(遠足など)
- 父母会費
- 制服
- 学用品
保育園・幼稚園によって個別に差がありますが、月々どれくらいかかるのかは入園前に把握しておきましょう。
まとめ。保育園と幼稚園はどっちがいいのか?
保育園と幼稚園では、以下の部分が異なります。
- 入園できる年齢が違う
- 預かれる時間が違う
- 園での過ごし方が違う
- 給食の有無が違う
- 無償化の上限金額が違う
見てわかる通りどっちがいいという話ではなく、預けられる年齢・預ける目的によって選ぶべきでしょう。
また保育園同士・幼稚園同士でも園によって個性は様々。多くの児童を抱えるマンモス園もあれば、少ない人数で絆を深めるアットホームな園など色々あるので、この点はよく比較するべきポイントです。
無償化のおかげでかなり負担は軽くなりましたので、お子さんの将来を見据えて楽しく無理なく通える施設を見つけて下さいね!
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- 席に座り続ける集中力が身につく
- 入学前に机に向かう習慣がつく
- 一人で勉強する習慣が身につく
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もちろん「合う」「合わない」があるので、まずパンフレットをお子さんと一緒に見ることから始めてみましょう!
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